ここ数ヶ月この「平均年収」というキーワードで訪れる人が
多いので、もう少し詳しく調べてみることにしました。
・主な情報ソースはは国税庁の統計情報です。
・人口に関する情報ソースは総務省統計局の新着情報です。
#平均年収が気になるってことは、みなさん転職でも
#考えているのでしょうか・・・。
サマリーです。
2003/12/31 の時点で給与所得者数は5252万人でした。
2004/10/01 の時点の日本の人口は1億2766万人なので
人口の41%がサラリーをもらっていることになります。
最初の年齢が低いですが、国勢調査によると15歳~65歳の
人口は約8500万人なので、この人口を労働人口とすると
労働者の61%がサラリーをもらっていることになります。
#残りの39%からフリーターを除いた人口が自営業なのかな?
さてここに来る人の興味のあるのはサラリーマンの平均給与では
ないでしょうか、・・・
#年齢別に並べてみました。
年齢別人口分布(2003/12/31)
年齢 | 平均年収(男) | 平均年収(女) |
20歳~24歳 | 275万円 | 236万円 |
25歳~29歳 | 378万円 | 294万円 |
30歳~34歳 | 462万円 | 300万円 |
35歳~39歳 | 558万円 | 294万円 |
40歳~44歳 | 617万円 | 282万円 |
45歳~49歳 | 651万円 | 281万円 |
50歳~54歳 | 666万円 | 275万円 |
55歳~59歳 | 666万円 | 271万円 |
60歳~64歳 | 491万円 | 242万円 |
※地方格差を考慮しても低すぎると思うでしょう。僕もそうです。
※恐らくですが給与から控除されたものは給与としてみなされてない
※と思うので給与明細の額面と比べると全体的に若干低く見えると
※思います。×1.2倍くらいでみてればいいかもしれません。
#しかし男性と女性がこれほどまでに違うのは驚きですね。
(続く)
年齢別平均給与をグラフにするとこんな感じです。
どん。
所感としては地方格差があるので「参考にならん」といったところでしょうか。
逆にじゃぁ俺と同じ年収もらっている人の人口はどのくらいや!
どん。
こんなんでました。
給与別人口分布(2003/12/31)
年収 | 人口 | 人口(男) | 人口(女) |
~ 100万円 | 3,298,000人 | 606,000人 | 2,692,000人 |
100~ 200万円 | 5,723,000人 | 1,522,000人 | 4,201,000人 |
200~ 300万円 | 7,047,000人 | 3,121,000人 | 3,926,000人 |
300~ 400万円 | 7,830,000人 | 5,096,000人 | 2,735,000人 |
400~ 500万円 | 6,470,000人 | 4,995,000人 | 1,475,000人 |
500~ 600万円 | 4,591,000人 | 3,863,000人 | 728,000人 |
600~ 700万円 | 2,963,000人 | 2,640,000人 | 322,000人 |
700~ 800万円 | 2,209,000人 | 1,994,000人 | 215,000人 |
800~ 900万円 | 1,417,000人 | 1,302,000人 | 115,000人 |
900~1000万円 | 904,000人 | 836,000人 | 67,000人 |
1000~1500万円 | 1,703,000人 | 1,589,000人 | 114,000人 |
1500~2000万円 | 331,000人 | 307,000人 | 24,000人 |
2000~ 万円 | 177,000人 | 163,000人 | 14,000人 |
多くの人が自分よりも給与の多い人の人数に驚くんじゃないかな。
#年収2000万円以上もらっている人が17万人も!うらやまちー。
#他の国をよく知らないですが、こりゃ凄い国ですね。
あと表にするのは面倒なので絵だけコピーですが
業種別の給与階級がありました。
#自分の業界はどうなんだべ・・・
どん。
業種別給与層
800万円以上の収入の人が多い業界は「化学工業」
ついて「金融保険・不動産業」「金属」「通信」と続いてます。
不動産、金融はともかく、化学/金属は意外な感じですね。
しかし赤字まみれの「保険」ってのは、どうなんでしょう。
グラフの中の左側にいるのが保険?同じカテゴリーに
事情の違う業界を混ぜてるのでは参考にならないかも・・・。
医者、弁護士、散髪屋、マッサージ屋などはサービス業かな??
飲食業は半分サービス業、半分自営業かな??うーむ。。
いまいちな資料です。国税庁!もっと詳しく分けろ!ってところです。
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参考までに労働者人口の分布はこんな感じになります。
2004/10/01 の14歳以下の人口は1772万人
2004/10/01 の↑・↓の間の人口は8506万人
2004/10/01 の65歳以上の人口は2488万人
でもって、これから5年以内に約800万人が65歳以上の仲間入り
逆に新たにこれから5年以内に約600万人が15歳以上の仲間入り
さらに次の5年で約900万人が65歳以上の仲間入り
同様に次の5年で約580万人が15歳以上の仲間入り
相殺するとこれからの10年間で労働者が500万人減って
非労働者が500万人増える計算になります。
24/85(0.28) => 29/80(0.36) になるってことですね。
年金問題はどうですか?爺は年金を払いたくない一人です。
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さて、今回はここまでにしておきますが、これを見た皆様は
どう思ったでしょうか?
ボヤキでも、これも調べろ、でもコメントがあればどうぞ!
爺は前の記事にも書きましたが、人生「金にあらず!」です。
余暇や生活環境も考慮して、平均給与を眺めてみてください。
自分の生活を見直すきっかけにでもなればと思います。
#可処分所得を調べるついでに、調べた一部の情報でした^^)
#遊んでるわけじゃないよ。
---(追記2004.12.30)--------------------
Kenへ
依頼のあった都道府県別の平均年収調べたよ
サラリーマンの平均年収(地域別)
#すっかり日数が経ってしまいまい、もうすぐ2005年ですが(笑)
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