書名 : バカの壁
著者 : 養老猛司
出版 : 新潮新書
価格 : 680円+税
ようやく「バカの壁」を読みました。
久しぶりにベストセラーを読んだって感じです。
内容は人間の奥深さを感じさせてくれる示唆に富んだ内容で
特に教師になる人などには読んでもらいたい。そう思う本です。
↓(680円安い!情報価値はどうしてこんなに安いんだろう・・)
全てが正しくすばらしい内容かといえば、そんな正しいものなんて
世の中にはありゃしないよと考えなさい。
というようなことを言ってる。
この本も正しいような正しくないようなと思いなさいということか・・・。
過去の哲学者の言葉などを引用していて哲学的な話なんだなぁと思っていると
話はどんどん現実話へと流れていきます。
哲学から科学、宗教、思想、医学といった幅広い分野からみた、物事の捉え方
そして現代病のような問題に対して著者なりの提案などもあり断片的に楽しめます。
著者が伝えたいことのひとつに、見えていることや知っていることなんていうのは
実際の体験に比べると遥かに小さいことってのがありました。
まったくそのとおりだなぁと思います。
スカイダイブなんてまさにそれでした(笑)
知ることとやること体験することは全然違う。
自分が無意識につくっている自分の中の「バカの壁」を一歩乗り越える。
そんな手伝いをさせてくれる本だ。
まぁ養老さんは東大の学者さんだけあってお金儲けとビルゲイツは
どうも好感をもってなさそう。そんなところが、かわいいところです。
あまり厚くないし、語り口調(そういう本だから)なので読みやすいです。
ベストセラーになるだけの本です。
是非読んでください^^)