再発してきた自殺ブームの問題についての話です。
「自殺系サイト、規制を求める声もあるが…」(NikkanSports)
(LinkLost)http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-041014-0010.html
このような記事がありました。
この問題に対して普段よくいくモダシンさんのBlogでは
サイトの問題ではなく検索エンジンの方が問題なんじゃないか、
と機転を利かせたアイデアを記事にしていました。
なるほどと思いました。でも爺さんは次のようにも思いました。
死にたい人はそれでも探して死ぬのではないか?
↓(最終的には「日本の教育の問題」ではないかなと)
改めて書きますが検索エンジンを改造するアイデアは非常に効果的だと思います。
つまり死にたいと思ったときに睡眠薬が大量にあればあっさり死ねたりします。
1人で死にたくないけど死にたいと思った人が集えるサイトへのアクセスが
簡単でなくなればあっさり問題がなくなる気もします。
自殺者の数からすれば、たいした人数ではないし・・・。
ただ実際本当に死んでしまうような人の精神状態は死ぬことを求めている
そんな状態なんじゃないかなと思ったのです。なんとかして死のうとしているような・・・
睡眠薬で衝動的に死ぬような感情的な自殺のタイプは、そもそも計画を立てて
死んだりするようなタイプとは違うので、ちょいとサイトを見て自殺とはいかない
のではないかなぁと・・・。
言いたいことは、集団自殺をする人は常に死にたがっている人、ちょっとした
防御策など乗り越えていくタイプだろうから、水際対策では防げないかもしれない。
可能性があると思ったのです。
もちろん自殺サイトすら見なければ集団自殺とはいかないと思いますので
集団自殺の防衛には自殺サイトの自主規制や検索エンジンの配慮は
有効だと思いますが、そのような人は結局別の方法で自殺をしてしまうの
ではないかと思ったりもします。
つまり自主規制は「集団自殺を防ぐ可能性は高くなるし
集団でなければ死ねない人を防ぐ意味では有効」ではある
けれどもその人たちが「死にたい」と思うことを改善するわけではない。
社会的な問題を技術で解決した場合に、根本的な問題が表層に
あらわれなくなっても海面下に問題が残るということはよくあります。
社会が自主規制を求めても社会自体が変わらなければ根本はかわらない
つまり集団自殺のサイト自体が問題ではないよね。ってこと
正論だけを言えば、自殺したくなるような社会にこそ問題がある。
「ネット集団自殺」がやり玉に挙げられることに反発する声もある。あるサイト運営者は「日本では昨年は1日平均94人の自殺者が出ている。ネットがどうのこうの言うのはお門違いでは。政府は大量の自殺者にどんな対策をしているのか」と問い掛ける。(共同)
記事の大本にもコメントが記載されていますが、まさに正論だけを
言えばそうかもしれませんが、正論では目の前の自殺を防げない
のも事実です。
なので「効果的な水際対策」と「長期的な根本治療」の両面からこの問題を
捕らえなければ解決には繋がらないのではないかと思います。
爺さんは長期的な根本治療を下記のように思っています。
『なんでもかんでも人のせいにするような人間を生み出す
日本の教育そのもの』が本質的な問題ではないかな?
生きるも死ぬも人生は一人一つ、全ては自己責任
アウトドアで自然と共に付き合うことを覚えれば常識なんですが
カブトムシをデパートで買うような人たちには届かないのかもしれない。
水際対策には賛成ですが、さりとてそれでは足りぬ
根本治療では時間がかかりすぎる
といったところでしょうか・・・
たまには社会問題について意見を書いてみるのもいいものですね。
爺さんは常々日本の教育には「死」や「金」、「性」といった現実問題に
対する教育が少なすぎる。そのように思っています。
---追記(2004/10/15)----------------------
ライブドアの世論調査でも、自殺サイトの規制
についてのアンケートを行っていました。
パブリックな意見を発言したい人はこちらで発言するのもいいと思います。
#できればここにもコメント欲しいですが(笑)