メモリースティックDuoがPSP効果で激安だそうな。
PSPで注目の大容量メモリースティック PRO デュオが激安!(デジタルARENA)
あきばお~などメディア販売に強いショップでは、SanDiskブランドのメモリースティック PRO デュオ製品を海外から輸入し、512MBの大容量モノを7999円と激安特価で販売中だ。
512MBが7999円は激安です。ホントにお得。
この価格が長く続くとも思えないので、迷ってる奴は今すぐ買っとけ!
#これだけアピールしてるけどあきばお~のアフィリエイトやってないんだよなぁ。しょぼん。
ただし注意書きも確認な。
また、基本的にデジカメ用として販売されているため、PSPやクリエなどの機器への使用に関しての店側の保証がない点は注意したい。
↓(さて爺はこっちが本題 「これから学べること」 つづく)
この出来事から学べること、いやただ思ったことですが・・・。
一呼吸あけて呼んで欲しいっす。
ソニーは「メモリースティック事業も黒字」「デジカメ事業も黒字」「VAIO事業も黒字」と全て事業ごとに責任を取る事業部制を拡張したカンパニー制を何年も行ってきました。
これは数年前から広がっているグローバルスタンダードという虚構、もとい手法を真っ先に取り入れた企業の戦略としてはごく普通の話です。
まぁカンパニー制やグローバルスタンダードなんて珍しくないですよね。
しかしながら現在の多くの企業の抱えている問題をみると、先のように目先の利益を追い求めてきた企業は長期的にはその余力をすり減らしてだんだん息継ぎを始めるようになった。このように思いました。
その最たる例が、ここに現れているような気がしました。
どう現れているのか?
本来メモリースティックの効果は、メモステを買ったから次もソニーにしようじゃないか。
このような効果が非常に期待されるプラットフォーム、いやCD、MDに変わるメディアプラットフォーム戦略だったように思う。一昔前の伝統的なソニーの経営であれば、全力でメディアプラットフォームを盛り上げたような気もします。
アメリカの復活を真似た日本。その先端をいったソニー。
まぁそんな超グローバルスタンダードな話は一旦おいといてと。・・
さて、先のようにメディアプラットフォームを最優先で戦略を練った場合、メモリーの普及をどこよりも努力すべき企業はソニーだったはずです。
にもかかわらず、メモリースティックのソニーの価格は最高値
他社の方が安い
こりゃいったいどういうことですかと・・?
結果的にPSP効果でメモステが売れて、さらにメモステ持ってるから
サイバーショットが売れて、という好循環の流れができそうだから良いものの・・
ちょっと考えれば、とっくの昔に、メモステが利益を追わずに限界価格で
販売できていれば周辺事業はもっと成長していたのではないでしょうか?
もちろん仮説ですよ。こんなことは誰しもが思うことですから・・・。
ここで面白いのは、この仮説で言われていることがなぜできなくなったのか?
それにはひとえに長期的な全体の収益を優先させずに、短期的な個別事業の収益の最大化を図ったグローバルスタンダードな戦略が足をひっぱたのではないでしょうか?
なんて思うわけです。
折りしもSCEの久多良木社長が、「ソニーの過ちを認める」なんて発表をしていましたが、こちらも先の話と同様に「コンテンツ事業での収益の最大化」と「エレクトロニクス事業の収益の最大化」を個別に追い求めイノベーションが起こせなくなっていた経営に問題がある。というようなことを発言しています。
#誤解のないように引用すれば↓ですが・・
音楽・映画部門がコンテンツ権利について危惧していることを主な理由に、経営陣がApple Computerの「iPod」のような製品作りをためらってきたこと
成功した例で説明するならば
ソニーとは対照的にAppleは、コンテンツ(音楽販売)の収益なんかいらん。ハード(iPod)で儲けるんだ。と事業レベルで方針を明確に打ち出し統一感ある戦略と改革を行ったように思います。(事業ごとの収益ではなく企業全体としての価値を最大化することが実現できた)
#どっかに書いてあったことの受け売りですが(笑)
もちろんこれらの例は、すべて起きた結果を元に発言している結果論でしかないので、今の経営判断が悪かったといっている訳ではありません。当時としては最善の戦略をとった結果であるならば、良くも悪くもそれがソニーなのですから・・・。
個人的に思うことは、このような結果を元に、はやく目先の株価に振り回されず長期的かつ企業グループ全体の視野にたった、イノベーションのあるものづくりの会社に戻って欲しい。といったところでしょうか・・・。
というより面白いものを出して欲しい。と思っているだけだったりもしますが・・・
久多良木さんの発言の記事をみて思ったのですが、企業の役員がどうどう発言を言う。
これは責任ある大人な態度だと思う。
表に出てもありきたりの公式発表しか発言しないならよっぽどおねーちゃんが喋った方が可愛げがあるというものです。
特に「政府」!
つまり個人としての発言がしにくい企業は、役所みたいに硬直化してる可能性が非常に高いのではないかなとも思うわけだったり・・・。
だんだん話が発散してきたのでやめますが、ソニーは昨今凋落していると思っている人も多いと思う。
しかしメモリの件といい変化し成長するアイテム(可能性)は一杯残されているようにも思う。
今が谷ならば、あとは登るだけ。
最後に重要なのは「いつ」から登るつもりなのか・・・
もうすぐ風が吹く。そんなことを感じました。
「振りが長くて落ちがない」そんな駄文でした。すんまそん。
実は、この言葉は「さんま」が「えなり」を評した言葉だったり^^)
#レベルえなり・・・
・・・最近デジカメを買ったのですが、メモステをそのまま使いたいのでDuoのタイプのサイバーショットは買いませんでした。もちろんSDやその他のメディアのデジカメも良さそうなものがあっても検討から外しました。
なんでもいいけど、メモリの値段が下がってくれるのは嬉しい限りです。