企業会計って難しいと思う人も多いと思います。
爺自身もそうでした。
「企業会計」は横文字でいうと「アカウンティング」と呼ばれています。
「会計」というのは何かというと「企業」というものを「人」に置き換えると
「人」にとっての「体」にあたるのです。この場合「人」は「法人」ですね。
会計が健全というのは、人にとって見れば体が健康です。
そう捕らえると、企業にとって会計というものがどういった
ものなのか、感覚として捉えれるのではないでしょうか?
さてさて企業会計というのは、目的別に大きく3つに分かれています。
1) 財務会計(Financial Accounting)
2) 税務会計(Tax Accounting)
3) 管理会計(Managerial Accounting)
簡単に何?ってのを説明すると
1) 財務会計
企業の活動の健全さを、活動内容ごとに分類したもので
この分類によって、売上や資産管理、コスト、などの活動
分野における健康状態を把握できます。そしてこれには
もうひとつ大切な役割があり、税金(法人税)を収める際の
算出基準になります。
2) 税務会計
税務会計は書いて字のごとくなんですが、税法の規定に
従って課税所得を計算する会計の領域で「税理士」という
資格を持った人たちが関係する分野で、一般の人はこの
税務会計の結果だけが主に関係してきます。
#この部分に関する活動を企業が行う場合は、税理士
#事務所などに依頼をするか、その企業が税理士を
#抱えることになります。
3) 管理会計
これは特に大きな企業に関係がある会計なのですが
企業内で複雑化で巨大化するシステムを分散させて
管理するような場合など、企業ごとに独自に開発し
使われることが多い会計手法です。
#簡単に言えば、領収書を集めるのも1万人もいれば
#管理手法を持たないといけないよね。なんてことだと
#今の段階では考えていてください。
まとめると
企業会計は3つあるけど、多くの人が関係するのは1つだけ
それは 「財務会計」 です。
企業会計は財務会計と覚えておいてもいいくらいです。
さて自戒も兼ねて、主旨に近いことを書いてみます。
ナゼ企業会計がBlogに記事を書くほどのものなのか?
ということなのですが、結論から書くと「個人の幸せ」の為です。
日本では不思議なことに「資本主義」にも関わらず
企業会計を義務教育で教えません。#ホント不思議です。
爺も「知らなくても社会人」って奴をやっていましたが
それは「騙されても仕方のない人生」を意味してました。
#お金で騙されて幸せって人は少ないでしょう。
騙されたら騙したほうが悪い。なるほどそうかもしれません。
「将来の安全のために100%保障される保険をかけましょう」
東邦生命は信頼度No1です。
「信頼できるところで資産管理しませんか?」
山一證券で財産を管理しましょう。
「財産と豊かな家庭を築き税金対策もできる家を買いましょう」
そしてローンに苦しみ毎日寝るだけの家を買いませんでしたか?
知らないということはそういうことなのです。
#東邦生命、山一證券、どちらも一部上場企業でしたが
#倒産し、関係者に多くの不幸を撒き散らしました。
資本主義、というのは、まさに資本(金)主義なのです。
資本主義社会で生きるということは、資本のルール
で生きるということなのです。
ケチになれ、がめつくなれ、と言っているのではなく
有意義な時間を使える人生を歩むためにも
資本のルールを知ってリスク減らそうってことです。
資本のルールってものの1つに企業会計があるのです。
これを学んだからといってお金持ちにはなれません。
だけどこれを学んでいないお金持ちはスターだけです。
もっと言い換えれば、これを知らない一般人は
「貧乏」の道を歩む可能性が非常に高い!
65歳で1億円貯金があっても夫婦で毎月40万円使えば
年間約500万円、10年で5000万円、20年で1億円です。
年金がホントに破綻したら1億円の貯金があっても85歳で
破産するんです。生活保護のコースなのです。びっくりです。
企業会計を知るということは、体のどこが不健康なのかを
自分で知ることができるということです。
にっちもさっちもいかなくなってから病院にいったらどうでしょう。
早めに知れば、治療にかかる苦労も時間も少なくて済みます。
企業企業というと大企業をイメージして実感わかないですが
ラーメン屋やクリーニング屋の店長になってみたと仮定して
考えてみて下さい。
店を改築すべきかどうか?その判断は何を見て判断しますか?
気分ですか?やる気ですか?汚れですか?客の声ですか?
違いますよね。
改築が儲けを改善するかどうか?これが基本で基準ですよね。
じゃぁやる気が出たら、売り上げがあがって儲けが改善される?
それとも効率がよくなってコストが下がって儲けが改善される?
その店が非常にコスト面で無駄が多いということが判っていれば
コスト面を改善できる改築を、(コスト面の改善>改築費用)という
範囲でならやってみる意味があると思うでしょう。
こういった判断をあなたは下せますか?ということです。
実際には多くの人がたいした意識もせずに家の掃除や模様替え
車の買い替えなどやってきたことなのですが
いざ自分の会社が健康なの?と聞かれると、自分の仕事の状況
から健康かどうかを判断する人が多いですよね。
会社は儲かっているのに儲かってないよ。と上司に言われて
残業代を消されてしまった。お店は儲かっていると思ってタカを
くくっていたら、残ったのは自分ひとりだった。
なんてことが人生にあったらば幸せですか?
ってことです。まぁ負けない勉強、勝つための土台の勉強。
すぐに成果はでませんが、コツコツやりましょう>自分
書いた言葉は自分の言葉ですが、書かれている内容は
企業会計を教わった講師や多くの書籍が教えてくれた
ことでした。改めて自分の言葉で書こうとすると、何度も
書き直しておかげで要点を再認識できたような気がします。
今日はここまで