書名 : 世界を変えるお金の使い方
編集 : (責任者)山本良一
出版 : ダイヤモンド社
価格 : 1,200円+税
神田昌典さんが薦めていた推薦図書を読みました。
この本で「お金で投票する」という新しい考え方を学べました。
今まで義務教育の世界で感じてきた、お金に関する自分の感性がいかに駄目か
もっと自分が幸せになる真のお金の使い方を知ることができます。
↓(お金で投票するということ)
なぜこの本を神田さんが勧めるのか?
それはひとえにお金の儲け方のわかる人は、本当のお金の使い方がわかる人
だということなのかなと
本物は本物を知る。ということでしょうか・・・。
誤解を恐れずに、爺の理解を簡単に書くと
「工場廃液を垂れ流す会社を減らしたい」
「工場廃液で汚れた湖や海を回復させたい」
仮にこのようなことを行いたいと思ったとします。
どうしますか?
ヘドロで汚れた海を掃除しますか?
工場廃液を垂れ流す会社を罰しますか?
汚染された海を掃除する募金をしますか?
これも手だと思います。
しかしもっと簡単なことなのです。
自然に優しい同業他社の製品を買えばいいのです。
不買運動をしろ、欲しくても自然に優しくない、従業員(外国の工員)に優しくない
などの誰かを不幸にさせて利益を得るような会社の製品を選ばずに
自然と共にあり、人権に平等な姿勢の会社の製品を選べばいいのです。
たしかにエコ商品は少し高いかもしれません。
しかしその差分は募金だと思えばいいのです。
こういうこともいっていました。
そして人の権利や自然を大切にする企業が生き残る。
資本主義社会は最終的に「神のみえざる手」によって利益貢献の大きな
企業が残ることになりますが、環境に優しくない=売れない。という構図が
世界的に一般化すれば、環境や発展途上国の生活を守りながら人類が
進化できるようになる。と考えられます。
環境を痛めつけ搾り取る。そして、砂漠は広がり、魚は絶滅し、汚染は進む。
それから痛みを伴って回復させる。
そうではないよね。
この本では、このようなことを知ることができます。
そしてこのような「お金の本当の使い道」が沢山載っています。
100円という価値は、世界ではどのような価値と等価なのか?
普段目を向けなかった21世紀型のお金の使い方社会のあり方
そのような近い未来の姿を垣間見ることができます。
エコファンドやエコ銀行、このような存在を偽善と見るか新しい時代の幕開けと見るか?
今までの自分の見えていた世界が少し広がる。
そんな世界へ連れて行ってくれます。
そんないい本です。
#他にも書いてないけどいいことが一杯かかれています。
忙しい生活で心がすさんできたなぁと思っているならば読んでみてください。
心が温まりますよ。
---(追記)----------------------
「世界を変えるお金の使い方」公式サイト