書名 : 日本さん家の家計簿
著者 : 読売新聞 経済部
出版 : 祥伝社
価格 : 952円+税
読売新聞の経済部が出した家計簿レベルで理解できる日本財政の本です。
日本の国家財政を一般家庭に置き換えて、「ひのもと(日本)さん」が
どれくらい無茶苦茶な金銭感覚なのかを知ってもらう本です。
↓(まぢ!?年収468万円なのに年間812万円も使っている??)
こちらが「ひのもと」さんの家計簿の内訳です。
2002年の家計簿
借金 | 6930万円 |
年利子 | 167万円 |
年収入 | 468万円 |
総支出 | 812万円 |
#まったくありえない財政状況だということが良くわかります。
実はどこから借金をしているかというと
さてもう少し詳しく消費の内訳を書いてみます。
授業料 | 67万円 | これは重要ですね |
病院代 | 183万円 | これも仕方ない |
町内の防犯代 | 50万円 | 給料の割りに高くない? |
町内会費 | 9万円 | 給料がない人への寄付 |
家の修理費 | 84万円 | 命にかかわる修理ならばわかるけど・・・ |
田舎に送金 | 170万円 | 田舎の役人さんを町が支えれない |
借金の利子 | 167万円 | これこそ過去の負債 |
んじゃー、どこの国の方々も借金まみれなのかといえば
あめりかさん | 借金127万円 |
いぎりすさん | 5万円余った |
なんてのが現状だ!
2050年には、3人に1人が65歳以上になるというのに、そんな未来にさらに
借金まで先送り・・・。未来は暗いよ・・・。
ちなみに好景気だった頃の、1970年は14人に1人が65歳以上でした。
でもその頃から「ひのもと」さんは(幾らでも引き出せる)カード地獄にはまって
どんどんどんどん借金体質になったのです。
バブルが弾けたのは不景気になったのではなく、ツケがまわってきただけで
自業自得なのです。
しかも今も借金は毎年増え続けています。
「構造改革」はこの「家計簿がおかしいとようやく言った言葉」だったんだね。
この調子でいけば2014年には借金が1000兆円の大台に載るそうです。
#個人的には、予算使いきりとかいって2~3月に家の前に穴を掘るのをやめてほしいな。
---(関連リンク)---
日本の国家予算は232兆円?(dsb :: digi-squad*blog)